1.写真の加工

1.1 色の調整
1.2 画像の大きさの調整
1.3 ファイル容量の縮小
 デジカメで撮った写真をホームページに載せようとしても、大き過ぎたりファイル容量が大きくてそのままでは無理ですね。そんな時は、「JTrim」というフリーソフトを使って写真を加工しましょう。加工する場合は必ず元の写真をコピーしたものを加工します。失敗しても元の写真からやり直せます。(「JTrim」の入手とインストールについてはこちらをご覧下さい。)

1.1 色の調整

 デジカメで撮った写真はそのままでも十分綺麗ですが、少し色を調整するともっと綺麗になります。ポイントは、明るさと色合い、鮮やかさです。

図1−1 元の写真
図1−2 色調整後の画像
●無駄な部分を切り取る(トリミング)
先ず、主題を引き立たせるために不要な部分を切り取ります。
  1. 「JTrim」で、写真ファイルを開きます([ファイル]−[開く])。
  2. 写真が大きくて全体が見えない場合は、[表示]−[ズーム]で「ウインドに合わせる」を選択します。さらに[表示]−[ズーム]で「ズームの情報を保存する」をチェックしておきます。
  3. 画像上でマウスを左上から右下にドラッグすると四角形ができます。これが切り取り範囲を示します。
  4. 四隅にマウスを持ってくるとカーソルが両矢印になるので、そこでドラッグすれば範囲を再調整できます。下のステータスバーに画像の大きさがピクセル単位で表示されるので参考にして微調整します。
  5. [イメージ]−[切り抜き]でトリミング完了です。
●明るさを調整する
  1. [カラー]−[γ補正]でスライダーを動かして明るさを調整し[OK]をクリックします。
●色合いを調整する
  1. [カラー]−[RGBの度合い]で、赤色、緑色、青色のスライダーを調整して自分の感じた色合いにします。[OK]をクリックすると元の画像に反映されます。
  2. 気に入らなければ[編集]−[元に戻す]で変更を取り消してからやり直します。
●鮮やかにする
 ホームページで見せる写真は、自然の色よりも鮮やかにした方が見栄えがします。その方法は次の通りです。
  1. [カラー]−[HSVカラー調整]で、「彩度」をプラス側にします。上げすぎると不自然になるので10前後にしておきます。[OK]をクリックすると元の画像に反映されます。
  2. 気に入らなければ[編集]−[元に戻す]で変更を取り消してからやり直します。

1.2 画像の大きさの調整

 色の調整が終了したら、画像の大きさをホームページに合った大きさにします。写真だけを見せる場合は横幅600〜640ピクセル程度がいいでしょう。文章の中に写真を挿入する場合はそれ以下になります。
  1. [イメージ]−[リサイズ]で、「サイズで指定する」を選び。「横」の値に600などの数値をいれ、「縦横の比率を保持する」「再サンプリングを行う」にチェックマークが入っていることを確認して[OK]をクリックします。
  2. 縮小されたものは少しボケるので、[加工]−[シャープにする]で「レベル」を2〜5程度にして[OK]をクリックします。
  3. 気に入らなければ[編集]−[元に戻す]で変更を取り消してから再度2.を実行します。

1.3 ファイル容量の縮小

 ホームページ用の画像はできるだけ小容量にして、ページの表示にかかる時間を短縮する努力をしましょう。細かい絵柄はファイル容量が大きくなるので、1.2でシャープにし過ぎないように注意することも重要です。
  1. [ファイル]−[名前を付けて保存]で出てくるダイアログボックスで[設定]をクリックします。
  2. 「JPEG品質」のダイアログボックスで「品質を数値で指定する」を選び数値を50にし[OK]をクリックします。
  3. 「ファイル名」に元の名前と別の名前を入れて[保存]します。
  4. 終了する前に、今保存したファイルを別のソフト(例えばペイント)で表示し、「JTrim」に表示されている画像と品質を比較します。
  5. 品質が悪い場合は2.に戻って数値を大きくします。品質が変わらない場合は2.で数値を小さくすればさらにファイル容量を小さくできます。
  6. 我慢できる品質になるまで繰り返します。
図1−3 品質50ファイル容量8kB図1−4 品質80ファイル容量13kB